Schema.orgとは:構造化データの語彙標準
Schema.orgは、Google・Microsoft・Yahoo・Yandexが共同で策定した「構造化データの語彙集」です。「このページは記事です」「このページの著者は○○です」「このページにはFAQがあります」という情報を、機械可読な形式でWebページに付与するための共通言語です。
SEOではGoogleがSchema.orgを解釈してリッチリザルトを表示し、LLMOではAIがSchema.orgを解釈してエンティティ・コンテンツの正確な理解に使います。
主要タイプ一覧とLLMO重要度
| タイプ | 用途 | LLMO重要度 | SEO重要度 |
|---|---|---|---|
| Organization | 企業・組織の情報 | ★★★(最重要) | ★★★ |
| Article | 記事・ブログ | ★★★ | ★★★ |
| FAQPage | よくある質問 | ★★★ | ★★★ |
| BreadcrumbList | パンくずリスト | ★★ | ★★★ |
| Product | 商品・サービス | ★★★ | ★★★ |
| Review / Rating | レビュー・評価 | ★★ | ★★★ |
| Person | 人物・著者 | ★★(士業・医療) | ★★ |
| LocalBusiness | 店舗・地域ビジネス | ★★ | ★★★ |
| WebSite | サイト全体 | ★★ | ★★ |
| ItemList | リスト・ランキング | ★★ | ★★ |
JSON-LDでの記述方法
Schema.orgの実装形式には「Microdata」「RDFa」「JSON-LD」の3種類がありますが、Googleが推奨し、LLMOにも有効なのはJSON-LDです。HTMLのメタ情報として <head> 内に <script type="application/ld+json">...</script> で記述します。
JSON-LDの実装詳細はLLMOのためのJSON-LD実装ガイドを参照してください。
OrganizationタイプのLLMO活用法
OrganizationはLLMOで最も重要なタイプです。AIは「このサイトの発行者は誰か」を強く意識するため、全ページに共通してOrganizationを配置します。
必須プロパティ
@id: エンティティの一意識別子(全サイト統一)name: 正式な会社名・組織名url: 公式コーポレートURLsameAs: 全ドメイン・SNS・WikidataknowsAbout: 専門領域のリスト(AI引用の文脈付けに有効)
FAQPageタイプのLLMO効果
FAQPageはAI回答への直接引用率が最も高いタイプです。AIはFAQの質問と回答を、そのまま自分の回答の中で使うことがよくあります。
効果を最大化する記述のコツ
- 回答は80-150字(AIが引用しやすい適切な長さ)
- 質問文は実際に検索されるフレーズに近づける
- 回答に具体的な数値・固有名詞を含める
- 1ページ5-10個(多すぎると希薄化)
Schema.orgの最新動向(2026年)
Schema.orgは継続的に仕様追加されています。LLMOに関連する最新の動向:
- SpecialAnnouncement:AI向けのリアルタイム情報開示タイプとして活用が広がりつつある
- ClaimReview:ファクトチェック機関の信頼性向上に活用、E-E-A-Tシグナルとして重要
- DefinedTerm:用語辞典系コンテンツに有効。「LLMO」「GEO」など専門用語の定義ページに推奨